水面に映るガイアフロー静岡蒸溜所と、周囲の山々

SHIZUOKA DISTILLERY
10TH ANNIVERSARY

2016.09.28 — 2026.09.28

静岡蒸溜所が日本を変えた十年

いまだ、序章。

TEN YEARS THAT CHANGED JAPAN.
AND STILL, ONLY THE PROLOGUE.

ANNIVERSARY NEWS

10周年のお知らせ

2026年9月28日、静岡蒸溜所はウイスキー製造免許取得から10周年を迎えます。

  • プライベートカスク・アーカイヴのご案内

    10周年記念企画「プライベートカスク・アーカイヴ」をご紹介します。熟成を重ねた原酒から、ご自身で一樽を選ぶ、新しいプライベートカスクの形です。

    プライベートカスク・アーカイヴを見る

THE FIRST TEN YEARS

試行錯誤の十年から、
可能性を見い出した。

2016年9月28日、
静岡蒸溜所はウイスキー製造免許を取得しました。

薪の炎で蒸溜すること。
日本の大麦、静岡の大麦から造ること。
異なる蒸溜機の個性を生かし、
多彩な原酒を生み出すこと。

伝統を礎に、ウイスキー造りの本質を見つめながら、
私たちは挑戦し、失敗し、また挑戦してきました。

その積み重ねが、
静岡ならではの新たな可能性を切り拓いてきました。

この十年を支えてくださった
すべての皆様への感謝を胸に。

静岡蒸溜所は、次の十年へ進みます。

THREE BEGINNINGS

三つの、はじまりの日。

01 / LICENCE
2016.09.28

蒸溜所として歩み始めた日

ウイスキー製造免許を取得。
静岡蒸溜所の歴史が正式に始まりました。

02 / DISTILLATION
2016.10.28

ウイスキーを造り始めた日

初めてのウイスキー造りを開始。
理想を原酒へと変える挑戦が始まりました。

03 / FIRST CASK
2016.12.09

時間に未来を託した日

最初の原酒を樽に詰めた日。
静岡のウイスキーと時間の物語が始まりました。

FOUNDER’S MESSAGE

10周年を迎えて

ガイアフロー静岡蒸溜所 創業者 中村大航
静岡大麦の畑にてガイアフロー静岡蒸溜所
創業者・代表取締役中村大航

2012年、人生に迷っていた私は、気分転換にスコットランドのアイラ島を訪れました。
その旅から、私のウイスキー造りの航海は始まりました。

ウイスキーを愛するひとりとして、自分が飲んでみたいウイスキーを造ろう!
その一心で、静岡の地に蒸溜所を建て、2016年9月28日にウイスキー製造免許を取得しました。

操業当初はノウハウも全くなく、設備も不十分で、トラブルの連続でした。
思うように原酒を造れない日々が続きました。

それでも、お酒を愛するスタッフ、サポートしてくださる関係者のみなさま、そして地域のみなさまのおかげで、静岡のウイスキーは少しずつ、少しずつ、歩みを進めることができました。

私にとって10周年は、何かを成し遂げたことを祝うのではなく、新たなステージへ向けた通過点です。

なぜなら、ウイスキーの世界ではおなじみの「10年熟成」のウイスキーさえ、私たちはまだリリースできていないからです。
ウイスキー蒸溜所の長い時間軸で考えれば、まだ半人前にもなれていません。

とはいえ、これまで日本になかったウイスキーを、ようやく形にできつつあります。
世界的な品評会では、スモールバッチ・シングルモルト部門で日本最高賞を受賞しました。
そして、静岡が提案してきたウイスキー造りのコンセプトは、日本のウイスキー業界にも広がりつつあると感じています。

10年という節目に、自分たちが成し遂げてきたことを振り返り、「静岡らしいウイスキー」を造るという決意を新たにしてまいります。

これまで支えてくださったみなさまに、心より感謝申し上げます。
これからも、さらなるご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

ガイアフロー静岡蒸溜所
創業者・代表取締役 中村大航

静岡蒸溜所のポットスチル
異なる蒸溜機の個性を生かし、多彩な原酒を生み出す。

PROLOGUE + 10 SCENES

十年の歩み

一人の愛好家の旅から、静岡の地でのウイスキー造りへ。
原点となる旅と、十年につながる十の場面。

  1. 002012

    すべての始まりとなったアイラ島への旅

    2012年、人生に迷っていた中村大航は、気分転換にスコットランドのアイラ島を訪れました。ひとりのウイスキー愛好家として、自分が飲んでみたい一本を造る。その思いへとつながる旅が、静岡蒸溜所の物語の始まりでした。

    アイラ島のアードベッグ蒸溜所の前に立つ中村大航
    2012年6月、アイラ島のアードベッグ蒸溜所にて。 写真の関連記事 ↗
  2. 012015

    軽井沢蒸留所の設備取得と、静岡での蒸溜所計画

    2015年、軽井沢蒸留所の製造設備取得を発表。同年3月30日のウイスキー製造事業参入発表では、中村大航が考案した「クラフトウイスキー」という言葉を初めて公に用いました。7月には静岡市玉川地区でのウイスキー製造プロジェクトを発表し、9月に静岡蒸溜所が着工しました。受け継いだ設備とともに、静岡の地でウイスキーを造る計画が動き出しました。

    軽井沢蒸留所の蒸溜機。2015年の設備調査を伝える記録。
    軽井沢蒸留所の蒸溜機。2015年の設備調査を伝える記録。 写真の関連記事 ↗
  3. 022015

    静岡大麦によるウイスキー造りへの挑戦

    2015年、静岡の大麦からウイスキーを造る取り組みが始まりました。目指すのは、地元の原料を生かした「静岡らしいウイスキー」。この年から始まる挑戦は、2023年、初の100%静岡大麦ウイスキーという形で実を結びます。

    取り組みが続く静岡大麦の畑。写真は2025年の麦秋。
    取り組みが続く静岡大麦の畑。写真は2025年の麦秋。 写真の関連記事 ↗
  4. 032016

    静岡蒸溜所、始動。最初の一樽へ。

    2016年8月に蒸溜所が竣工し、9月28日にウイスキー製造免許を取得。10月に製造を始め、12月9日には最初の原酒を樽に詰めました。設備のトラブルや試行錯誤を重ねながら、静岡のウイスキーを育てていく時間が始まりました。

    2016年7月、建設中の静岡蒸溜所へ移設された蒸溜機K。
    2016年7月、建設中の静岡蒸溜所へ移設された蒸溜機K。 写真の関連記事 ↗
  5. 042016

    プライベートカスク、受付開始。

    2016年12月19日、「静岡プライベートカスク2017」の一般予約受付を開始しました。翌年に静岡で造る原酒をひと樽丸ごと予約し、熟成を見守るカスクオーナー制度です。ウイスキーが育つ時間も分かち合う、蒸溜所と愛好家を結ぶ取り組みが始まりました。

    蒸溜機と静岡の樽を背景にした、静岡プライベートカスク2017の募集案内
    2016年12月公開、「静岡プライベートカスク2017」の募集案内。
  6. 052018

    有料見学ツアー、スタート。

    2018年12月5日、一般向けの有料見学ツアーを開始しました。製造工程や熟成庫を巡り、静岡のウイスキー造りを間近に体感する。蒸溜所を訪れる皆様と、造り手の思いやウイスキーが育つ時間を分かち合う場が始まりました。

    先行見学ツアーで、麦芽のサイロと粉砕設備を前に説明を聞く参加者
    2018年11月22日、一般向け開始に先立って開催した先行見学ツアーの様子。
  7. 062020

    初のシングルモルト「プロローグK」発売

    2020年12月19日、初のシングルモルト「プロローグK」を発売しました。操業開始から四年。静岡の地で造り、育ててきた原酒が、シングルモルトとして形になりました。静岡のウイスキーを味わっていただく、新たな一歩です。

    初のシングルモルト「プロローグK」。2020年の発売告知より。
    初のシングルモルト「プロローグK」。2020年の発売告知より。
  8. 072022

    初のブレンデッドウイスキー発売

    2022年2月22日、静岡蒸溜所は初のブレンデッドウイスキーを発売しました。2020年のシングルモルトに続く、新たな節目。自分たちが造るウイスキーを手に取っていただく機会を重ねながら、静岡の歩みは続いていきます。

    オレンジ色のラベルをまとった初代ブレンデッドMのボトル
    初のブレンデッド「ブレンデッドM」。2022年の発売告知より。
  9. 082023

    ウイスキースクール、開講。

    2023年5月26日・27日、静岡ウイスキースクールを初開催しました。県内の酒類業界の方々が、二日間の「製造初級コース」を体験。薪を割り、蒸溜機にくべ、原酒を樽へ。静岡のウイスキー造りを、自らの手で学ぶ場が始まりました。

    講師の説明を受けながら薪直火蒸留に使う薪を扱うスクール参加者
    2023年5月、初開催の製造初級コース。薪直火蒸留を学ぶ。
  10. 092023

    初の100%静岡大麦ウイスキー発売

    2015年に始めた静岡大麦への挑戦が、八年を経て一つの形になりました。2023年11月25日、初の100%静岡大麦ウイスキーを発売。日本の大麦、そして静岡の大麦から造る。掲げてきた思いを、一つのウイスキーとして届ける節目です。

    樽の上に置かれた100%静岡大麦5年のボトルと大麦の穂
    初の100%静岡大麦ウイスキー。2023年の発売告知より。
  11. 102024–2026

    静岡らしさを、世界に問う。

    ようやく、「静岡らしい」ウイスキーを世界に問える。
    そう考え、2024年、WWAのテイスト部門へ初出品。
    日本の大麦と薪の炎から生まれた一本が、スモールバッチシングルモルト部門の日本最高賞に輝きました。
    その後も日本大麦のウイスキーで、2026年まで三年連続の金賞を受賞しています。
    これはジャパニーズウイスキーの同部門において、史上初の快挙となります。

    ポットスティルW 純日本大麦 初版のボトルと箱、WWA2024の受賞マーク
    2024年、ポットスティルW 純日本大麦 初版がスモールバッチシングルモルト部門の日本最高賞を受賞。

ANNIVERSARY PROGRAMME

10周年記念企画

プライベートカスク・アーカイヴ — 静岡蒸溜所の樽と10周年記念ロゴ

PRIVATE CASK ARCHIVE

プライベートカスク・
アーカイヴ

時を重ねた一樽を、あなたが選ぶ。

静岡蒸溜所で熟成を重ねた原酒から、オーナーご自身に一樽を選んでいただく、新しいプライベートカスクの形です。サンプルで個性を確かめながら選び、ボトリングの度数やラベル表記にも想いを込めていただけます。

プライベートカスク・アーカイヴの詳細

今後の記念企画についても、このページで順次ご案内します。

蒸溜所の最新ニュース

THE NEXT TEN YEARS

いまだ、序章。

原酒が歳月を重ねるように、
蒸溜所もまた、時間とともに育っていきます。

静岡らしいウイスキーとは何か。
その答えを、私たちはこれからも
一樽、一樽、探し続けます。

AND STILL, ONLY THE PROLOGUE.

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