ガイアフロー静岡蒸溜所
ディスティラリー・リザーブ
初の「100%静岡大麦」 発売のご案内

ガイアフロー
シングルモルト日本ウイスキー
静岡プライベートカスク
ディスティラリー・リザーブ Cask No. 835
100%静岡大麦

exバーボンバレル 5年

静岡蒸溜所のテロワールへのこだわりを体現する「100%静岡大麦」が、いよいよ登場。

◆アルコール度数:62.4%
◆内容量:500ml
◆麦芽:静岡県産大麦
◆初留タイプ:W
◆樽:バーボンバレル
◆ボトリング本数:306本
◆希望小売価格:22,011円(本体価格:20,010円)

◆発売日:2023年11月下旬

8年かけて、大麦からウイスキーへ

静岡蒸溜所の立案当初から掲げている「静岡らしいウイスキー」を形にした静岡県産100%のシングルモルトがようやくリリースできます!
静岡の大麦はどんな味になるのだろう?と考え、プロジェクトをスタートしてから、早くも8年が経ちました。大麦の栽培がほぼゼロだった静岡県で実現するには、「オレたちの酒を造ろう!」という気概を持った官民の多くの方々の労力と時間が必要でした。その汗と気持ちと8年の結晶をお愉しみください。

正直、大麦栽培は当初、分からないことばかりでしたが、毎年の努力の積み重ねで、今では5月に美しい麦秋を見ることができます。今回はシングルカスクという、極少量でのリリースとなりますが、将来的にはより多くのみなさまに飲んでいただけるように鋭意仕込み中です。今後の静岡らしいウイスキーにご期待ください。

代表 中村大航

初の地元産大麦100%ウイスキー

2015年、蒸溜所近隣の玉川地区桂山および富士宮で試験的に栽培した大麦を使用したことを皮切りに、2019年から隣接する焼津市の農家3軒とJA大井川、静岡県と協働し、本格的に栽培を開始。
年々作付面積が増加し、収穫量も増大しています。現在では、静岡蒸溜所の全生産量の約1割超を静岡県内産でまかなえるほどになりました。

今回のリリースは、この2015年に栽培した大麦を100%使用した原酒のシングルカスクウイスキーです。
この時の収穫量は非常に少なく、2018年の仕込み1回分の量(大麦麦芽約1トン)のみでした。5年の熟成を経て、ついに初めての静岡県産大麦100%のウイスキーが誕生します。

地元の薪を熱源にした蒸留機「W」

静岡蒸溜所の特徴である、世界的にも希少な薪直火を熱源とした蒸留機は、Woodfired(薪の炎)を意味する「W」(写真左)。燃料となる薪は、近隣の山の間伐材です。株式会社玉川きこり社と協働し、森林管理から生じたスギなどの木材を手作業で薪にしています。

地元の森林の健全な成長を促す活動の一端を担いながら、世界でたったひとつの蒸留機が、静岡のテロワールを体現する原酒を生み出しています。

「オール静岡ウイスキー」プロジェクト

静岡蒸溜所では、ウイスキーづくりの全ての材料を地元産にするという目標に向かって「オール静岡ウイスキー」プロジェクトを進めています。
大麦、蒸留の熱源の他に、以下を県内産でまかなっています。

蒸溜所のそばを流れる安倍中河内川の伏流水を、敷地内の井戸から汲み上げて使用しています。水質は中硬水で、出来上がるウイスキーは香り豊かで上品なウイスキーになると言われています。

  • 酵母

一般的なウイスキー用の酵母と、沼津工業技術支援センター「NMZ-0688」を併用しています。

「100%静岡大麦」は、このプロジェクトから誕生した第1作です。
※今回の原酒の仕込みには県産酵母だけでなく輸入酵母も使用しているため、「オール静岡」を冠していません。

 

静岡プライベートカスク

静岡プライベートカスク」は静岡蒸溜所が2016年から実施する、カスクオーナー募集プログラムです。蒸留後の原酒を詰めた樽を予約販売し、最短で3年後にボトリングしてお届けしています。

今回はこのプライベートカスクの一環として、静岡蒸溜所が特別に保有する樽を「ディスティラリー・リザーブ」として、シングルカスク(ひとつの樽の原酒)、カスクストレングス(樽出しのアルコール度数)でリリースします。

ラベルは、樽の詳細が記載される静岡プライベートカスクの公式ラベルを採用しています。