「シークレット・ウェアハウス」に呼応する「シズオカ・ウェアハウス」が誕生します。「シークレット・ウェアハウス」と同じ【外国産ノンピート麦芽/蒸留機Kで蒸留/5年熟成】というスペックで、当商品は静岡蒸溜所で5年熟成しています。
それぞれの風土、空気、湿度、時間の重なりが、異なるストーリーを刻むウイスキー。同じ原酒でも、育つ環境に大きな影響を受けることがより実感できます。
ガイアフローシングルモルト日本ウイスキー 静岡ポットスティルK 純外国産大麦 2025年版シズオカ・ウェアハウス 5年 バレルGAIAFLOW SINGLE MALT JAPANESE WHISKY SHIZUOKAPOT STILL K 100% IMPORTED BARLEY 2025 EDITIONSHIZUOKA WAREHOUSE 5YO BARREL 55.5%
◆アルコール度数:55.5%◆内容量:500ml◆麦芽:外国産ノンピート大麦麦芽 100%◆初留タイプ:K◆樽:バレル◆熟成年数:5年◆希望小売価格:11,473円(税込)
今回のシズオカ・ウェアハウスは、リンゴやハチミツのような甘さにウッディーさを感じる味わいが特徴です。
静岡県外で育ったシークレット・ウェアハウスと、静岡蒸溜所で育ったシズオカ・ウェアハウス。それぞれの土地の味わいを飲み比べていただけます。
テイスティングコメント香り:軽やかで酸味のある青リンゴや梨の香りと、ハチミツ。後にレモンやミント、シナモン、ジンジャーなどスパイシーな香りも。味:滑らかでコクのある蜂蜜とバニラやモルトの甘味が広がる。加水をするとフルーティな味わいがより感じられる。少しスパイシー。余韻:甘味はゆっくりと抜けていき、穏やかでモルティな余韻が長く続く。
2016年からウイスキーづくりを開始した静岡蒸溜所の大きな特徴のひとつに、「大麦生産地ごとに原酒を造り分ける」ことがあります。日本に限らず世界的な状況として、ウイスキーは蒸留された場所が重要で、原料の産地や熟成、ボトリングの場所は問われることがありませんでした。しかし一部の蒸留所から地元産の原料にこだわったウイスキー造りが行われるようになり、ワインなどと同様にウイスキーにも「テロワール」という言葉が用いられるようになってきました。
静岡蒸溜所は、国内ではいち早くこの流れを組み入れ、日本産大麦を使用してきました。一方で、輸入した大麦についても、産地やタイプ(ピーテッドとノンピーテッドなど)で、分けて仕込みを行っています。「どの国の大麦が優れているか」ということではなく、育った場所の違いで生まれる香りや味わいの違いを大切にしつつ、多彩な原酒から味わい深いブレンドを構築することを目標としています。
そして、このように造り分けた原酒を、「ポットスティル」シリーズにて原産地別にリリース。国内産大麦100%で造り上げたものは「純日本大麦」、単一国、あるいは複数の国の輸入大麦だけを使用したものは「純外国産大麦」としてリリースしています。
これまでの「純外国産大麦」のエディションでは、ピーテッド麦芽も使用し、ほのかなスモーキーさも感じられる仕上がりとなっていました。今回は「シークレット・ウェアハウス」シリーズと熟成環境の違いだけを体感していただけるよう、ノンピート麦芽原酒のみで構成しています。
「Kシリーズ」で使用されるのは、閉鎖した軽井沢蒸留所から移設した蒸留機K(写真右)。華やかで軽やか、フルーティーな味わいの原酒を生み出すことができます。
2011年に惜しまれつつ閉鎖された軽井沢蒸留所で使用されていた伝説的な蒸留機。静岡蒸溜所に移設し、2016年の創業当初から稼働をしています。ランタン型のヘッドに、他ではあまり見ることができない細く長いラインアーム。「Kシリーズ」の特徴的な味わいを生み出す造形です。
蒸留機ごとの味わいの違いは「ポットスティルK」「ポットスティルW」という限定シリーズでリリースをしています。シングルモルトウイスキー(単一の蒸留所で大麦麦芽原酒のみを使用して造られたウイスキー)であるだけでなく、単一の初留蒸留機からの原酒のみで構成する「シングルウォッシュスティル・ウイスキー(※ウォッシュスティル=初留蒸留機)」は、静岡蒸溜所独自の取り組みです。